| 2010年2月06日(Sta) 朝青龍が引退されました。
強い横綱は好きです。
今回の引退はとても驚いたのですが・・・。
様々な問題を引き起こし、最後には暴行云々で引退・・・。
残念です。
スポーツ選手としての能力的には、まだ衰えを見せない強さと闘争心を持ちながらの引退。
スポーツ界としては大きな損失だと思っています。
しかし。
少々堅物な物言いになりますが、相撲は国技です。
しかも、神事です。
(もっとも、その宗教性にまで話を持っていくつもりはありません。っていうか、その手の哲学は解りません。ありからず。)
ただ、相撲には精神的なものがその根底にあって、それは、日本人の美徳もろものに通じる面があるのは否定できないと思います。
彼は、スポーツ選手としては類稀なる能力を持ち合わせていたのでしょう。
そして。
それを自らの努力や師匠をはじめとする先達たちの指導によって獲得・昇華させてきたんだと思います。
どの世界でも頂点に立つということは、ヤマチキの意識では想像を絶するものがあるのでしょう。
どんなきれいごとを並べても比喩表現しがたい境地なのかもしれません。
想像できないのはわかるんですが、一つ解ることがあります。
それは。
頂点に立つ品格。
直接彼に接する機会がないのに、なんで解る?と言われるかもしれません。
ワイドショーに踊らされて、と、言われるかもしれません。
が、現実的に様々な問題が取り上げられている通りで、胸を張って品行方正です、といえるでしょうか?
特に、土俵上でガッツポーズをした、等など・・・・
かくいうヤマチキはというと、昔、師匠に指導していただいたことがあって。
それは、言葉をかえると『1流とはどういうことか』
というものでした。
今でも、その内容をしっかりと身につけているとは言えず、親不孝なままでいることを恥ずべき立場なんですけど(泣
ない頭を絞った結果、ヤマチキ的『要する』に。
彼は最強者としてのチャンピオンであったということです。
彼に続く者たちの規範、模範となる横綱ではなかったのではないか、ということです。
強ければいいのか?
上手ければいいのか?
『技を覚える前に』というこの領域は、どの世界でも言われていることだけに、『襟を正さねば!』と思いました。
あぁ・・・、道は長い。焦らずにいきます。
Write:2010/02/06 13:07
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